「紘が私のことを?」
首をかしげながら聞くと彼はくすっと微笑んだ。
「そう、不思議な奴に会ったって言ってた。ここで俺と莉子ちゃんが出会ったのも偶然じゃないのかもね」
・・・偶然じゃない、ね
この出会いを偶然と呼ばないというのならそれは必然なのか、それとも運命なのか。
私にはわからない。
だけど、購買が売り切れでここに来ようと思ったのも、財布を忘れたのも、そもそも今日寝坊をしたのも、運命だったのかもしれない。
・・・私と愛桜を出会わす。
「そうかもしれないですね。というか、私って不思議ですか?」
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