「待ってください」 その一言で少女は歩みを止め、振り返った。 何度見ても綺麗で凛とした雰囲気を受けとえれる。 が、少しだけ眉をあげた。 あれ?もしかして僕ナンパしているみたいに映ってる? 呼びとめてから、そんなことに気づいた。 「え、えっと、その、あの、それ、譲ってもらえませんか?」 少し詰まりながら僕はそんなにどうやって飲むんだと言いたくなるくらいに沢山レモンジュースが入ったカゴを指差した。 あまりにも、非常識だと理解しているので思わず、目を伏せてしまう。