あの日の桜は。【大幅修正中】


 
 壁時計をちらっと見ると針は10時を指していた。

 だが、ここで諦めるわけにはいかない。今日は絶対に飲みたい気分なのだ。

「はぁ、」

 仕方ない、もう夜の10時だけど、コンビニに行くか。

 コンビニが近い所にあるというのがもうすでに役立ってしまった。

 冷蔵庫を閉め、キャミとスウェットの状態だった格好に薄手のパーカをはおり財布をポケットに突っ込んだ。

 こんなはずじゃなかったんだけどなぁ。

 昨日飲みまくってしまった私を恨んだ。

 まぁ、でもお酒じゃない分よかった。

 レモンジュース、子供っぽくていいよね。

 今頃飲んでいるだろう玲の顔を思い浮かべながら今日は電話がかかってきませんようにと願い、私は戸締りをしてからマンションを出た。