「いこっか」 私は立ち上がり、海里に車へ行くように促した。 「あぁ。そうだな」 もうすでに遅い時間になっているため、瞼が重い。 行きと同じ場所に座り、シートにもたれかかった。 もうそろそろ本気で寝ちゃいそうだ。 「最後にいいか?」 私が眠いの気がついたのか最後という言葉を使った。 「ん?」 「口調を変え、好みも変え、だけどその黒髪だけは変えなかったのはアイツのせいか?」