あの日の桜は。【大幅修正中】


 ピッピという音がして海里が車のロックを解除した。

 私は後部座席のドアを開け、中に入った。

 運転席の対角線上にいるように左側の黒いシートに座った。

 隣はなんだか苦手、でもこの席なら運転席の人の顔を見ることができる。

 だから、基本的この席好きなんだよね。

 海里も運転席に座り、エンジンをかける。

 そのまま、車は発車した。

 こういう時って言うのはすぐに家に帰してくれない。

 今日はどこに連れて行かれるのやら。

 久しぶりの再会で、喜んでいいはずなのに、素直にそう喜べないのは状況が状況だったからだろう