あの日の桜は。【大幅修正中】


 紘side

「あっれ、どったのー?この時間に来ること珍しくない?」

 莉子と別れた後俺らのたまり場、多目的室に来ると千景が少し驚いたような顔をした。

 多目的室といっても、今はほとんどというか、全く使われておらず愛桜専用ルームとして改造されている。

「そうかもな、たまにはいいだろ」

 そう言いながら、俺は冷蔵庫から缶コーヒーを取りだした。

 片手でそれを投げてはキャッチを繰り返しながらソファに腰を下ろす。

 ここもこの時間には珍しいくらいに人がいなく、部屋には千景だけだった。