とはいえ、膝のほうはそんなにひどくはなく、かすり傷程度、それは幸いだ。
じゃないと、明日から歩けないところだった。
そうなってしまうと、あとあとややこしいのがあの悪魔たちだ。
そんなことを考えているうちに海里は背中の手当てに入る。
背中に冷たい感覚が走り、ひりひりと熱くなった。
その後湿布を貼ってもらい、背中はとりあえず終了。
ただ、沈黙が続くなか、私は前を向き足を出した。
慣れた手つきで、消毒薬を垂らし、絆創膏を張る。
「ありがと」
小さくそう言い、まくっていた服を下ろし、立ち上がった。
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