あの日の桜は。【大幅修正中】


 そしてそのまま、スタンガンで思いっきり、押されて私は前に倒れるように座り込んだ。
 結構痛い。

 跡が残りそうで嫌だなぁ。
 
 服なんて新しく買ったばっかりだったのに。

 じんじんと痛む背中が熱くなってくる。

「ほーら、彼女倒れちゃっグフッ、っ」

 バキッという骨がぶつかりあうようなそんな鈍い音が聞こえ、男の声はかき消された。

 ぱっと顔を上げると龍が男の頬を殴ったのが分かった。

 男はそのまま倒れ、龍が急いで私に駆け寄ってくるのが分かる。

「大丈夫か、莉子!?」

 慌てて、心配している様子で声をかけてくれる龍に笑って立ち上がった。

「大丈夫ですよ、というか、龍こそ大丈夫ですか?」