「お前っ・・・」
唇を噛みしめ、怒りをあらわにしだした龍に男はさらにたたみかける。
「この子、相当可愛いよね、もしこの子が目の前でなくようなことがあったら、キミはどうするのかなぁー?」
誰がお前なんかの前で泣くか馬鹿。
人の前では絶対に泣かないって決めている。
見ず知らずの人のまで泣くような、しかも私のことを人質として扱うような輩に負けると思ったら大間違いだ。
「っ、ふざけんな!」
すっかりと周りのことが見えなくなっている龍が男に殴りかかろうとする。
これは、相当やばいかもしんない。
これじゃまるで相手のペースだ。
そして、この場合間違いなく・・・
「っ、」
バチッ
そんな電気が流れる音が聞こえた。
龍が男の前に着た瞬間、背中にビリビリと、電流が走った。


