あの日の桜は。【大幅修正中】


 その瞬間、葵が目をそらしたのを見逃さない。

 やっぱり。

 陸が最初に私にああいう質問をするところまでシナリオだったわけだ。

 つまり、千景が私の家で勉強会をしようとしたのも、私の家じゃそんな話は出来ないからここへと連れ出したのも。

 探るための葵と千景の作戦だったわけだ。

 うすうすは気づいていたけれど。

「いいんですよ、別に隠すことないですから。だけど、今日は楽しむ雰囲気なので私の話で壊したくなかったんです。で、そろそろ皆さん食べ終わったので買い物に行きませんか?」