あの日の桜は。【大幅修正中】


 そういって自分が頼んだパスタをくるくるとフォークで巻き口に含んだ。

 ミートソースの酸味が口の中にうっすらと広がる。

 本当はペペロンチーノがよかったけれど、口臭を一応気にしたためやめておいた。

 一応女子だしね。

 しかも、イケメンと知り合いの。

「あ、そう言えば聞きたかったんだけどさ、なんで莉子の家ってさあんなに厳重なんだ?あれほどセキュリティ高かったら家賃も高くなるんじゃねぇの?」

 食べることに夢中になっていたみんなの表情が少し変わった。

 前から気になっていたのだろう。

 しかし、あまり気にも留めていないと言う風に装い口を動かしているように思える。