あの日の桜は。【大幅修正中】


 紘と葵は適当に見ながら、口出しをしたり、しなかったりしている。

「おぉ、超わかりやすい。誰かさんと違って、いって」

 そう感嘆の声を漏らす陸の頭を葵が教科書で叩いた。

 痛そう。

「それにしても莉子ちゃんって勉強得意なんだね。この馬鹿にこれほど分からせられるって相当だよ」

 得意・・・ではないよね。

 そういう状況に追いやれることが多かったから。