あの日の桜は。【大幅修正中】


プルルルル

 機械的な音が聞こえ部屋に設置されている受話器を取った。

「ええ、確認済みです。通してください」

 来訪者時の確認だ。

 ここはカードキーで全て操作するので部屋に入るのにもエレベーターを使うにも来訪者はカードキーを借りなければならない。

 面倒くさいシステムだ。

 そんなマンションを選んだのは私だけれど。

 もう後数分すれば到着するだろう。

 ピンポーン

 ほら、来た。

「はーい」

 綺麗になった部屋を小走りでかけ、玄関のドアを開けた。