外に出ると私は迷わずに、あの窓側から見えた桜のほうへ向かった。 何か、威厳すら感じる大きな樹に凛と咲き誇る桜がとても美しかった。 近くで見るとより一層、そう感じられた。 あたり一面は桜色の絨毯になっていた。 丁度、昼時は木陰になっているが、より着く生徒は見かけられなかった。 もったいないなぁ。綺麗なのに。 そう思い私は樹の幹にもたれかかるように座った。