あの日の桜は。【大幅修正中】


「ちょっと座りません?」

 私は河川敷に腰を下ろした。

 下のほうでは子供たちが楽しそうにボールで遊んでいる。

 水面がきらきらと太陽の光で照らされている。

 龍は少し距離を開けて座った。

 少しの間沈黙が続く。

 子供たちの声がきゃっきゃと笑う声が聞こえる。

「なんで、あの時」

 小さくつぶやいた龍の言葉は私の耳にしっかりと届いた。

「助けに来たか、ですか?」

 そう付け足すと、龍は静かに頷いた。