「ていうか、係員、こいつ演技してるだけだ!!あたしらがそんなことするわけねぇだろ!!!」
うわ、めんどくさいことなった。
龍のほうも呆然としたままで言葉も返せないらしい。
「ヒック、うぅ、っ、っ、わ、わたし演技なんてしてないんです。本当なん、です。だってこれ」
私は最終兵器を使うべくスカートのポケットの中に入れてあったボイスレコーダーを取り出した。
『てんめぇ、ぶっころすぞ!!』
『きゃー!!!』
ペン型になっていてカチッと押せば録音できる優れもの。
いざって時に使ったらいいから、と玲にもらったものだ。


