係員の顔色を確認したところで口元を押さえ視線を下げる。 「分かりました。キミたちちょっと来なさい!!あなたは大丈夫ですか?怪我は?」 係員がお姉さま方を連行しようと声をかけ、私のほうに心配そうな顔を向けた。 どうやら、まだ若いらしい。 玲と同じくらいかな。 「はい、怪我はないんですが。その、怖かったもので、本当は事情説明に行きたいんですけど、帰ってもよろしいでしょうか」 今逃げないとあとあとやっかいだ。 「いや、でも規則として残って話を聞かせてもらったほうが・・・」