お姉さま方が一斉に私のほうを向いた。 「何よ!!あんた!!」 「邪魔しないでくれる?」 いきなりしゃしゃりでてきた私に牙をむき、口々に言い始めた。 騒ぎにならないのは遊園地のにぎやかな音にまぎれてしまっているからだろう。 「でも、その人、私の連れなんです」 相手はどう思っているか知らないけれどこんなことになったのだからああだこうだ言ってられない。 急いで追いかけてきたのはいいものの場所が分からなくて苦労したものだ。 本当、大変だったんだから。