あの日の桜は。【大幅修正中】


龍SIDE

「はぁ、はぁっ、」

 結構走ってきたからだろうか息が苦しい。

 遊園地には行き止まりの自動販売機がある所まで来た。

 壁にもたれながらシャツを握りしめる。

 喧嘩した後の路地裏に居るみたいだ。

“逃げている”そう言ったあの女の言葉が頭から離れない。

 ああ!本当俺何してんだろ

 怒りで周りが見えなくなっていた。

 分かってる、分かってるんだホントは。

 あの女の言う事に間違いはないって。

 だからこそ、イライラしてしまう。

 千景、やっぱりこの賭け俺が勝ちそうだ。