おそるおそる問いに答えてくれたが、警戒心はいまだ強いままだ。

 結局ここにきてから、何も楽しんでいないといった様子。

 むしろ、今から帰りたい。もう嫌だという気持ちが漂っている。

 私たちは近くのフードコートに入った。

 この時間でも人は多く、座るところはやっとのことで確保した。

「じゃあ、私買ってきますね、龍も何かいります?」

「いい、自分で買う」

 そう言うといったん分かれて昼食を買いに行った。