「こうして、王子様と白雪姫は幸せに暮らしました」 幕がゆっくりと拍手に包まれながら降りていく。 クラスのみんなからも拍手が漏れる。 「その莉子、さっきのは」 「え?」 さっきのことを謝ろうと声をかけるとなんともすっとんきょんな声が聞こえた。 劇の中の演技だと思ったのか? 「いや、やっぱりいい」 そう言うと俺は着替えるために舞台袖へと戻った。