フリ、フリ、フリでいいんだ。
そう思いながら、俺は莉子に近づく。
棺の中はきっと誰からも見えないだろう。
俺なんでこんなこと考えてんだろ?
ああ、でもやっぱり。
俺はそのまま莉子に顔を近づけるとそのまま
____________おでこに口付けした。
『きゃー!!!』
その瞬間観客席からはそんな悲鳴が聞こえた。主に女子から。
一瞬、莉子の頬がほんのり赤く染まった気がした。
あ、お、俺今に何してっ!
はっと我に返った。
莉子はゆっくりと目を開けると微笑んだ。
「し、白雪姫が生き返った!!」
小人たちが喜ぶ。
「私を助けてくださったのはあなたなのですね」


