“なんで俺らの好きなもの分かったの?”



 葵の言葉が頭の中でリピートされた。


「食べてほしかった・・・なんて、私も馬鹿だなぁ」


 自分の片手を星の前にかざし外の星をつかむように握りしめ、ゆっくりと目を閉じた。