あの日の桜は。【大幅修正中】


「あーいーつー!!」

 ヒデが顔を赤くし、拳を握りしめた。

 仲いいんだな。

「まぁまぁ、あ、もう着きました」

 いつの間にかマンションの前についていた。

「ここですか、大きいんですね。お金持ちなんですか?」

「ん?あぁ、違いますよ。私に両親なんていないですから」

 両親なんて、最初からいないようなものだったし。

 居てもいなくても変わらないそんな存在。