「ち、違うんですよ。龍さんに頼まれただけで。あ、正確にいえば龍さんにぱしられた陸さんにぱしられたんですけどね」 おいおい、ぱしったんなよ。 でもやっぱり、あれは龍だったのか。 今日もケーキ食べてたしね。 「分かってますよ、ヒデ」 そう言うと彼は私の顔をじっと見つめ驚いように目を見開いた。 「なんで、僕の名前知ってるんですか?」 「さっき、こそっとあなたのお友達の銀次って人にヒデをよろしくお願いしますって言われましたよ?」