あの日の桜は。【大幅修正中】


「じゃあ、送る」

 片づけが終わったちょうどのタイミングに紘がそう声をかけた。

「あ、今日はいいんです」

「どうしてだ?」

 別に一人で帰りたいわけじゃなくて。

「約束していた人がいて、だから下に居る子に送ってもらうんです」

「誰だ?別に俺は構わないが」

「んー名前わかんなくて。まだ覚え切れてないんですよね。じゃあ、私行きますね」

 半ば強引に幹部室を出るとあの人のもとへと向かった。