あの日の桜は。【大幅修正中】


「みたいですね、今から行くんですか?」

 呆れた顔をしている紘に尋ねた。

「あぁ、もうみんなは先に行った」


 紘はわざわざ私の為に残って。

 放っておいてくれてもよかったのに。

「じゃあ、行きましょうか」

 まだ、はっきりしない頭を無理やり起こし、立ちあがった。

 紘の手にはカバンが握られていた。見るに私のものらしい。

 本当に申し訳ないな。