あっという間に学校に到着し、バイク置き場に降りた。

「ありがとうございました」

「全然、じゃあな」

 クラスが違うので別々の教室に向かって歩き出した。

 一緒に行かないのは女子に目をつけられないための気づかいかもしれない。

 
 私はそうそうにトイレに向かい櫛を取りだした。

 ポケットに入れていたゴムを持ち、最初のようにポニーテールをした。

 うん、ばっちり。

小さく鏡の前で頷き私はトイレを出た。