「もーお、幼馴染割とかないわけ?もうちょっと優しくたって・・・」

 人差し指を合わせてツンツンしていると

「キモイ」

 とばっさり切られた。

「うわーヒドイ。で、あれだしてよ」

 そう言うともうすでに用意していたのかソファの隣に置いてあったノートパソコンを渡してきた。

「サンキューサンキューさすがわが幼馴染だー意志疎通」

「千景と意志疎通できるって終わってるね」

 さりげなく毒を吐いた葵をよそに俺はパソコンを開いた。