あの日の桜は。【大幅修正中】


 幹部室に入る時時計を確認するともうすでに6時を超えていた。

 さっきの通りにソファに腰を下ろした。

「とりあえず、明日から迎えが必要だよね」

 葵がそう切り出した。

 迎えか。あのマンションまで来られるのはなぁ。

 私の年齢の独り暮らしで少しおかしい家賃だと思われるかもしれない。

 まぁ、実際複雑な家族だったから。

 それに無力な私が勝手に誘拐されてこの人たちに迷惑をかけるのはもっと嫌だしな。

「そうだな、今日送った時に場所確認すればいいな」

「とりあえず、今日はもう帰ったほうがいいんでねーの?」