「師匠は厳しかったけれどそれ以上に尊敬できて、私の事をきちんと考えてくれてたから剣道を続ける事が出来たんだ」


「うん」


「剣道をしていく内に新選組・・・総司達の事を知って、この人達みたいに強くなりたい
って思ったの」


「そうなんですか・・・」


「その中でも総司は凄く憧れてて・・・」


「憧れてて?」


「かっこいいなぁって思ったの♪」



憧れてたのは事実だけど、恋をしていたかもしれない事も事実。



「そんな、総司に少しでも近づきたくて私は剣道にのめり込んで・・・全国1位になった事もあった」


「それは・・・すごいですね!」


「うん・・・でも、その先には何もなくて・・・
妬み・嫉妬・羨み・恨み・・・それしか私には向けられなかったんだ」


「なんで・・・」