「健太？」



「って、沙織に言えよ。今日」



「え、今日？早くない？」



「早くない。遅いくらいだよ」



「そうだよな。じゃあ今日、頑張るよ！」



晶斗はバカみたいに素直でいい奴だ。



晶斗なら、晶斗にならいいや。



そう思える。










……その日、




「晶斗くんと付き合うことになった」




沙織にそう言われた。