夕暮れの深い藍と燃えるようなオレンジ色の織り成す空を切り取って、今日の撮影は終了になる。 風に髪をなびかせた黒いシルエットの玲奈ちゃんが写っている。 写真を撮られることに慣れたのか、レンズごしに見つめても自然にいられるようななった。 くるくると表情をを変えて、見ていて飽きない。撮影されているのに、こちらを観察していて、ふいにこちらが狙っていたようなポーズや表情をつくる。 そのポーズや表情は玲奈ちゃんが、考えて作り出しているもので、既製のものとは違い彼女らしさが備わっていた。