チョコレートをかじりながらミオを見る。 ケーキを切り分けるために俯いた睫毛が、すべすべした頬に影を落としている。 綺麗になった。 ふざけて話してる時には気づかないけれど、こうして何かしている時に無防備な首筋をさらしていたりするとどきりとする。 白い首筋にかじりついたら、どうなるだろう。 ミオに色気を感じて、自分の男の部分を自覚した。仲のいい女友達が、自分の知らない所で綺麗になっていくことがくやしい。 ミオを綺麗にした誰かに嫉妬していた。自分のほうがずっとミオを知っているのに。