声を出そうとしたら、泣いてしまいそうになって、慌てて上を向いて呼吸を整える。 「……何て言ったらいいのか……とても嬉しくて、言い表す言葉がみつかりません。こんなに沢山の人から祝福されるのは初めてです……ありがとうございました」 お辞儀をしてから見渡すと、皆笑顔で拍手してくれていた。 大きくなった拍手に押されるように、ロウソクを吹き消す。 自分は今、とても幸せ者だ。やりがいのある仕事、頼りになるスタッフ、綺麗だけれどかわいらしい彼女。 なにもかもが、かけがえのない宝物だ。