「今日はブライダルの後に、皆さんにお時間を頂きたいのですがよろしいですか」 朝のミーティングに品川さんがにっこりと笑って、皆に告げた。 「了解。何かあるんですか?」 「今は言えません。その時までのお楽しみです」 楽しそうに目を細めて、品川さんは到着した新婦を出迎えに行ってしまった。 視線を感じてミオを見ると、さりげなく逸らされた。 「なにがあると思う? 」 「さあ、知らない」