「言われていません。でも、沙那さんが結婚願望があると言っていた先には、やっぱりお母さんの存在があると思います」


ちょっと肩をすくめたお母さんは照れているのか、いたずらっぽい顔をした。


「あれで家族思いなのよ。ツンツンして冷たく見えるかもしれないけど、優しい所もあるのよ」

そう言ってサイドテーブルの花を見た。