「結輝はさ、年の割にしっかりしてるよ。アシスタントとの息があってるかで、カメラマンの仕事は大分楽になる。 モデルや回りにも気を使えるかで、仕事がスムーズに行くだろ。 仕事であれだけ段取りしてて、彼女にはダメな訳? 」 自分の前に置かれた日本酒をまじまじと見る。透明な水のような液体でありながら、体を焦がす熱さがある。 「やっぱり、勝手が違うというか……ぶっちゃけわからないことも多いんです」 ははっと軽い笑いがして見ると、礼治さんがカウンターに片肘をついて体をもたせ掛け笑っていた。