「あたしの机に、今朝仔猫がはいっていたの。
いれた犯人、朝早く来ていた池川たちなら…知っているよね?」
池川含め、このグループは問題児だらけだ。
無断遅刻に欠席は日常茶飯事。
そんな池川たちが、今日に限って朝早く来ていたのだ。
…可笑しいと疑うのが当たり前だ。
「んなもん知らねーよ。
オレら、関係ないケド」
「いつも来るの遅いのに、今日だけ早かったよね?
それって可笑しくない?
何で今日だけ早く来ていたのよ」
「たまたまだよ。
…うぜぇな、てめぇも」
「質問に答えて。
それか、答えられない理由でもあるの?」
「ねぇ、久我さんさぁ」
口を開いたのは、南原(なんばら)という女子だ。
池川の彼女とかって、クラスで皆が話していたっけ?
池川同様、肩までの金髪が明るい。
「どうしてタエたちがアンタに色々しても何も言わなかったくせに、アタシたちには言うのよ?
それも可笑しくない?」
ニタニタ笑う、南原さん。
タエとは、妙子のことだ。
クラスで妙子と呼ぶのは、里沙とあたしぐらいだろう。


