自分の姿を見て、ニヤニヤしていると、2人がまじまじとあたしの顔を見てきた。




「ど、どうしたの?」

「いや…。
美海って美人だったのね」

「うん。
思っていたより、凄く可愛いよぉ?」





あたしが?

美人?可愛い?





「2人とも何言ってんのさ~!
あたしが美人とか可愛いとかって、そんなわけないよ。
眼科行くなら、良い所紹介するよ?」

「…無自覚美少女、ね」

「漫画の中だけかと思ってたぁ~」




2人は何だか意味のわからないこと言っていた。





「いや?
美海は可愛いと思うけど?」





2人に対し笑っていると、後ろから声がした。

髪を振り乱して振り向くと、彼が立っていた。




この間。

めでたく彼氏になった、真宮美弦くんが。