「あたし、それでも彼が好き。
真宮くんじゃなきゃ駄目なの。
真宮くん以外、好きになれる自信がない。
何度も忘れようとした。
何度も諦めようとした。
だけど、真宮くんの笑顔とか声とか思い出す度、会いたいって思いが溢れてきちゃって、彼しか考えられなくなってしまうの……」
好き。
好き。
―――大好きなの。
「お父様、お母様。お願い。
あたしが真宮くんを好きになること、許して…」
“スクール・キラー”は、許せない相手。
だけど真宮くんは、大好きなの…。
折角さっき拭った涙が溢れてきて、あたしの持っているハンカチがビショビショだ。
何度も目頭を拭きながら、あたしは
「お願い…」と言い続けた。
諦めることなんて出来ない。
忘れることなんて出来ない。
あたしの学校生活も幸せも、
彼なしでは語れないから―――…。


