『未美子ちゃんのことが…好きなんだ!』
大好きな、彼からの精一杯の告白。
恥ずかしくって嬉しくて、飛び上がりたい気分だった。
『傍にいたいと思った。
僕が未美子ちゃんの1番近くで、未美子ちゃんを守ってあげたかったんだ』
何も言えないからこそ、傍にいたい。
涙腺が崩壊するのに時間なんていらなかった。
その全てを、あの日、屋上で否定された。
凄く哀しくて、涙が溢れて止まらなかった。
だけど、諦めきれない。
大好きだ、やっぱり。
何があっても、大好きだ。
何度否定されても、変えることなんて出来なくなっていた。
“お嬢様と執事”という関係よりも厳しい、“身分の差”。
屋上で出来てしまった見えない“壁”。
その2つの障害が、あたしたちの間にあった。
2つの大きな障害を、越えるためには。
お父様とお母様に会う必要があった。


