驚き固まる俺を尻目に、彼女は踵を返して走り出す。
無意識に、俺はその腕を掴み、ミミちゃんから未美子ちゃんへ呼び名を変えていた。
驚き、俺を真っ直ぐ見つめる未美子ちゃん。
もう、駄目だ。
自分の気持ちに、嘘はつけない。
自分の気持ちを、気にしないなんて出来ない。
「未美子ちゃん、不思議に思わなかった!?
どうして僕、好きな人いるのに、未美子ちゃんの傍にいるのか!」
隠せない。
背けられない。
嘘、つけない。
「僕は!」
例えそれが、イケナイことでも。
例えそれが、許されないことでも。
「未美子ちゃんのことが…好きなんだ!」
心から、
―――キミを大事にしたいと思うんだ。


