「…てめぇらに関係ないだろ?」
「もしかしてミツ、いじめられてんのか?」
「…んなわけねぇだろ」
「だよな!」
ギャハハハと笑うソイツら。
俺はソイツらに対して怒りを覚えた。
何でコイツらは、不幸じゃないわけ?
元不良の両親の下に産まれた奴ばかりだから、喧嘩してもお咎めなし。
…じゃあ、俺は?
俺だけ、何でこんなにも不幸なんだ?
「……なぁ」
「ん?どうしたミツ」
「俺、誰かいじめよっかなー…」
俺より不幸にさせる。
それはすなわち、俺より傷だらけにしてやるってこと。
「はぁ?
いじめは駄目だって教わらなかったか?」
「母ちゃんも、喧嘩は良いけど弱い者いじめは止めろって言っていたぜ?」
「…何?
俺に命令するわけ?
…俺に…命令なんてするんじゃねぇよ!」
「ミツ!?
てめぇ、何言いだすんだ!?」
殴りかかってきたソイツらを、次々に投げ飛ばす。
簡単にソイツらは血まみれになった。
「俺は、他人が不幸になるのが好きなんだよ。
だから、てめぇらも協力しろ…。
反対する奴は反対すれば良い。
ただし、俺に勝てれたらの話だけどな……」
ソイツらを軽く刺したナイフをちらつかせると。
ソイツらは、簡単に頷いた。


