中学校に進学した。
友達なんていなかった。
身体中に巻かれた包帯のせいで、誰も近寄ってこなかったから、良かった。
だけど、世の中には自分の都合が良い方に考える馬鹿もいるわけで。
この間殴られて、俺は両足骨折して、車椅子生活をしていた時。
見るからに不良な奴らが近寄ってきた。
「お前さァ。
いつも包帯だらけだけど、どうしたんだよォ」
「もしかして、喧嘩でもしてんのかぁ?」
「かなり強ぇって聞いたんだけど、本当かぁ?」
包帯だらけなのは、母さんに殴られたせい。
骨折して治っても、数日後にはまた骨折だから。
困ったものだよねぇ。
…なんて言えるわけない。
「治ったら、オレらの仲間になれよ。
お前を、オレらの仲間にしてやんよ」
誰がてめぇらの仲間になるか。
…俺はそう思ったけど、松葉杖で登校出来るようになった頃、俺はソイツらの仲間になった。
「なぁミツ。
お前って、何でそんなに傷だらけなわけ?」
この間痣が消え、隠していた包帯が取れて、露わになった腕。
だけど次の日には痣が出来てしまったので、包帯を巻いていた。
そんな異様な光景に、ソイツらは疑問を覚えた。


