静かに、だけど怒り口調で呟く妙子。
美弦への視線が、鋭い。
「…何を言うんだよ、佐山さん…」
美弦がスッ…と真顔になる。
何言ってんの?と言わんばかりの目線だ。
「言っただろ…?
僕は、“スクール・キラー”じゃない。
さっきのはお遊びだよ。
嘘ついてごめんね。
勘違いしちゃったかな?」
ヘラリ、と笑う美弦だけど。
さっきと同じく、目だけは笑っていなかった。
「アンタは“スクール・キラー”よ。
間違いない!」
「証拠がないだろ、証拠が…」
「あるわよっ!」
「……え?」
美弦の顔が凍り付く。
妙子は、静かに脳内に再生させた。
思い出したくない、忌まわしき過去を。
「私が…間違えるわけ、ないじゃない…。
だって私…
過去に、アンタにいじめられたんだもの」


