「あたしのことは気にしないでいただけますか?
あと、久我山と言わないでもらいたいですわ。
あたしはこの学校では久我未美子なの。
他の生徒同様の扱いをしてもらえませんか?」
体育の先生を納得させ、あたしはグラウンドへ戻る。
相変わらずダサい体操着。
デザインが今のモノへ変わったのがわかるわ。
「アハハッ!
似合ってないわねぇ久我さん?」
妙子が笑いだすと、一斉にクラスメイトも笑いだす。
あたしは無言で、自分が出席を取る際並ぶ場所へと向かった。
「良い加減、なくしすぎじゃないの?
久我さんって、私物の管理が出来ていないのね」
ちゃんと持ってきているわよ、毎日。
だけど、毎回アンタたちが隠すんじゃないの。
あたしの私物がなくなるのは、アンタたちの責任じゃないの…。
うるさい妙子とかがピーチクパーチク騒いでいたけど。
あたしはひたすら、妙子たちを無視した。


