「……藍ちゃん?」 藍ちゃんは戻って来るなり素早く席に座り、震えていた。 これってやっぱり……。 「詩茉ちゃん。」 「は、はい。」 「……やったよ!! 見て見て!英語73点!! 赤点はナッシング!!」 キャーッ!と言いながら私に抱きついて来る。 赤点なくて良かった。 良かったけどさ、この体勢きついよ。 それに私、先生に呼ばれてるんですけど。