「まぁまぁ、その話はあとでじっくりな!」
そう言って、誠也と龍が話してくれた
誠也は、本当に長かった
でも、中学の時に自分が養子だって聞いて
家族が好きだったからショックで
家出して、悪い連中と付き合ったりもしたみたいだ
そんな時、喧嘩を吹っ掛けられてボコボコにやられてた時に現れたのが
谷口だったんだって
女子だし危ないと思っと焦ってたら
持ってた竹刀で逆に男をボコボコ
知らなかったけど、谷口も剣道部らしい
それが谷口との出会いで
そのあとも話すようになって
最初は適当に相手してたみたいだけど
「家族の事言ったとき、あいつ俺の事竹刀で叩くんだぜ?
叩かれたくなかったら家に帰って兄貴に稽古してもらえってさ
なんか、色んなもんぶっ飛んだ感じだったよ
まぁ、最初適当に話してたのも惚れてたからどう接したら良いかわからなかったんだよな
俺、グレててもそっちは全然だったから」