「近所ってこの近所ってこと? 幼馴染みがこの近所に住んでるわけないよね?」
「あ、そう、違う」
あわてるから余計に怪しまれ、そしてまた余計にあわてる誠一さん。
「え、幼馴染みじゃないってこと?」
「そうじゃなくて、幼馴染みなんだけど、近所なのは俺の実家で」
二人のやりとりから、彼女は誠一さんの恋人なんだと悟った私は、わざとらしくならないよう大きな笑顔を作った。
「やだなぁ、そんなにびっくりしないでよ。晃一にあげるついでに誠一お兄ちゃんにもあげようと思っただけなのに。もし誰からもチョコレートをもらえなかったらかわいそうだな~って思ったんだけど、そんなの余計なお世話だったね~。こんなきれいな彼女がいるなんて知らなかったよ~」
こんな義理チョコいらないよね、晃一におまけであげておく、と言って笑って、私は二人の前から去ったのだった。
今となっては苦い気持ちしか湧き上がってこない。なんで誠一さんに彼女がいるかどうかリサーチせずに押しかけたんだろう。あんなにステキな人なんだから、彼女がいない方がおかしかったんだ。
過去の自分の行動に恥ずかしくなって苦笑していると、晃一にまた訊かれた。
「どうした?」
「あ、そう、違う」
あわてるから余計に怪しまれ、そしてまた余計にあわてる誠一さん。
「え、幼馴染みじゃないってこと?」
「そうじゃなくて、幼馴染みなんだけど、近所なのは俺の実家で」
二人のやりとりから、彼女は誠一さんの恋人なんだと悟った私は、わざとらしくならないよう大きな笑顔を作った。
「やだなぁ、そんなにびっくりしないでよ。晃一にあげるついでに誠一お兄ちゃんにもあげようと思っただけなのに。もし誰からもチョコレートをもらえなかったらかわいそうだな~って思ったんだけど、そんなの余計なお世話だったね~。こんなきれいな彼女がいるなんて知らなかったよ~」
こんな義理チョコいらないよね、晃一におまけであげておく、と言って笑って、私は二人の前から去ったのだった。
今となっては苦い気持ちしか湧き上がってこない。なんで誠一さんに彼女がいるかどうかリサーチせずに押しかけたんだろう。あんなにステキな人なんだから、彼女がいない方がおかしかったんだ。
過去の自分の行動に恥ずかしくなって苦笑していると、晃一にまた訊かれた。
「どうした?」


